



塾長挨拶
日々の生活の中で、他人や自分の微妙な呼吸の違いを感じるようになる。
あるいは、そよ風(自然の氣)の爽やかさに身体が喜んでいるのが分かるようになる。
それは、身体の大元にある自然や生命が目覚め出した証拠です。
私は、<呼吸身法>の稽古、すなわち身体を骨や呼吸という根源的なレヴェルで整えることを単なる健康の問題とも、スポーツ、武道、レクリエーションなどの趣味の問題とも考えていません。
それは人間が、今、生きているというそのことに気づくことだと思っています。
そして、そのことは、ほとんど人間としての気づきだといってもいいでしょう。
少しむずかしくいうと、<呼吸身法>は、頭と身体、心と身体を調和させる身体行法なのです。
頭と身体を調和させることができれば、アーティフィシャルな世界(人為)とナチュラルな世界(自然)を調和させることも、西洋と東洋の世界を調和させることも、テクノロジーの世界と文化の世界を調和させることも、また、男性の世界と女性の世界を調和させることも、いや、すべての二元的、双極的な世界を調和させることも可能になると私は思っています。
二十一世紀は間違いなく、あらゆることが両義的で価値観の多様化した多次元世界になって行くことでしょう。
そして、そうした二十一世紀をリードできる人間は、唯一、頭と身体のアンビヴァレントを克服した人間だと私は信じています。
身体哲学道場 湧氣塾・塾長
身体哲学研究所・所長
身体哲学者 勇﨑賀雄
プロフィール
1949年東京生まれ、早稲田大学文学部卒業。
西洋の身体論(哲学)を学ぶことで東洋の身体哲学の世界に目覚める。
近代西欧的知性(頭脳知)を乗り越える身体をベースにした総合的な東洋の知恵(身体知)を目指す。
3千年におよぶ行法の歴史の中で、最も高いレヴェルで確立された仏教と道教の行法を中心に、ヨーガ、真言密教、禅、武道、氣功、能、バレエなど古来より行われてきた様々な呼吸法と行法のエッセンスを取り入れ、現代の行法(呼吸身法)として集大成する。
20年以上に渡り、のべ10万人に呼吸法を指導。また近年、医学、医術から、哲学、生命科学、進化人類学、社会学、芸道、スポーツを含む21世紀の身体論という観点から新たな実践的身体哲学を自ら興す。
老若男女、どんな人でも驚くほど身心を改善する究極の骨呼吸(坐禅身法・女性身法)を現在普及中。